品質方針

  1. 加工部品.NET
  2. リサイクル
  3. 品質方針

強い国際競争力を身に付けるため、当社の品質を抜本的に改革する。
その目的のために、当社の事業と顧客を再定義し、「製品」のあるべき姿を下記する。

事業

変化し続ける顧客のニーズや欲求を満足させるため、非鉄金属製品やその加工法に関する技術提案を行ない、 それを供給する事業。
当社の狙う顧客および技術パートナーには、国籍および本社所在地を問わない。  

顧客

電子部品・電気部品・自動車用部品・機械部品・電機・産業機械・熱交換器・建材などをプレス加工・切削加工・曲げ加工・表面処理加工・組立加工する企業。

技術提案

当社の顧客満足とは、顧客の競争力の向上に貢献することであり、品質・コスト・納期・環境・サービスに関する顧客満足度を最大にする材料・ 表面処理・加工方法・技術パートナーを選定し、複数の選択肢の形で顧客に提案することである。
技術パートナーは、そのような材料・表面処理・加工方法を安定的に供給できる能力と経営姿勢を持つ企業の中から選択する。
技術提案は、当社の事業の根幹をなすものである。それは、「目的達成のために、自分も、顧客も、技術パートナーもすべてを抜本的に変えて行こう。
それが当社のできる社会貢献である」という考え方に基づく。

  

当社の「製品」

   

当社の製品は、次のような個別の仕事から構成される包括的なものである。

   
  1. 企画・構想
  2. プレゼンテーション
  3. 正式見積
  4. 契約
  5. 発注管理・受注管理・納期管理・在庫管理
  6. 受入・検品・保管
  7. 出荷・配送
  8. 品質保証
  9. 債権管理・債務管理
  10. 顧客満足の仕組み作り
  11. 従業員満足の仕組み作り

当社の「品質方針」

企画・構想

  1. 市場の変化の大きな流れを掴んで、どの業界のどの企業を当社の「顧客」として狙うかを決める。
  2. 市場の変化に対応するために顧客が何をしようとしているか(事業方針・販売方針・開発方針・購買方針・具体的な開発商品の内容など)を調査し、正確に把握する(「潜在顧客」、「新規顧客」、又は「既存顧客」を問わない)。
  3. 顧客満足度を最大化する商品や技術パートナーを決定する。

プレゼンテーション

  1. プレゼンテーションとは、「弊社は貴社のために何ができるか」を顧客に理解して貰うための情報発信である。従って、技術パートナーのセールスポイント・経 営姿勢・生産能力などもプレゼンテーションする。「潜在顧客」、「新規顧客」、又は「既存顧客」であっても、当社を知らない人に対しては、当社のセールス ポイント・コンセプト・経営理念・提案実績などをプレゼンテーションする。
  2. プレゼンテーションの過程で、顧客とのコミュニケーションが深まり、その結果、顧客の興味、問題点、課題、欲求が明らかになって行く。顧客の興味・問題点・課題・欲求を引き出すことがプレゼンテーションの目的である。
  3. プレゼンテーションの手段は、訪問、手紙、E-mail等があるが、人間の視覚に強烈に訴えるビジュアルな手段を採用する。

技術提案

  1. 「技術提案」は、顧客の課題や問題点を解決することを目的として、具体的な解決策を提案することである。
  2. 顧客は、当社の商品の製造工程、コスト、リードタイム等を知らない。当該商品のメーカーだけが、当該商品のコストを低減する方法やリードタイムを短縮する方法を知っている。
    従って、当社およびその技術パートナーは、コストを低減し、リードタイムを短縮する方法を顧客に提案しなければならない。
  3. コストダウンせずに値引きをすれば採算が悪化し、仕様・工法・工程などを変更せずに納期を短縮すれば仕掛品や完成品などの棚卸資産が増加してキャッシュフローが悪化する。
    従って、技術パートナーのモチベーションを高めるためにも、コスト低減とリードタイム短縮のための技術提案を積極的に奨励する。
    20~50%のコストダウンを実現し、その成果を顧客に提供する基本姿勢をとる。
  4. 商品単価に関するコストダウン提案だけではなく、顧客の歩留率アップによる生産性の向上、製造コスト・品質管理コスト・失敗コスト・物流コストなどのトータルコストの 低減に直結する技術提案を行なう。
  5. 顧客の付加価値のアップに直結する技術提案を積極的に行なう。

契約

  1. 顧客からの受注と技術パートナーへの発注をいう。「契約」とは、当事者間の合意をいう。口頭でも契約は成立する。当社の見積内容を顧客が受諾した時や顧客の指値を当社が受諾した時、契約は成立する。「注文書」とは、「契約の内容を確認する文書」である。これらを常識として頭に叩き込む。
  2. 当社の見積や顧客の指値は、「契約の申し込み」である。たとえ口頭であっても、仕様・数量・有効期限などの「条件」は明確にする。

発注管理・受注管理・納期管理・在庫管理

  1. 発注管理・受注管理・納期管理・在庫管理の目的は、必要最小限の在庫と最短の納期で商品を納入すること、ならびに、技術パートナーにリードタイム短縮と納期遵守は生存競争に不可欠であることを認識させることである。

品質保証

  1. 当社の商品に求められる品質は、契約上当事者間で取極められた品質であり、将来にわたり安定的に供給できる品質であり、当社の信用と競争力を維持できる品質である。
  2. 保証とは、決められた品質を安定的に供給できる仕組みを構築することである。仕組みを構築し、要求品質を作り込める技術パートナーを選定する。

顧客満足の仕組み作り

  1. 顧客満足は、従業員が歓んで仕事に取組み、心を込めて丁寧に仕事をすることがベースとなる。従って、各従業員の興味・適性・能力などを見極めて、 その人に最適な仕事と役割を与え、仕事の歓び、社会に貢献する歓びを感じさせる。
  2. 「我々の給料は事業から生み出される利潤から支払われ、利潤は顧客満足の対価として顧客から得られる。顧客満足は事業継続の基盤であり、 従業員の生活の基盤である。どうすれば自分の顧客を満足できるかを常に考え、顧客満足の実現に向けて行動する」ということを全従業員の頭に叩き込む。
  3. 顧客毎の満足度を常に調査する。「顧客不満足」を速やかに発見し、速やかに是正し、再発防止策を確立する。
  4. 品質クレームは典型的な顧客不満足である。品質クレームが起こった場合は、誠意をもって迅速に対応する。品質クレームに対する応急処置、原因分析、恒久対策などのシステムを構築する。

2004年10月1日
三谷商事株式会社
取締役社長 三谷圭一

お問い合わせ

075-623-3571


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